ヒーラーを目指す方にイチオシ漫画(ぼくの地球を守って/BANANA FISH)

スピ猫今回は特にヒーラーを目指す方にオススメのスピリチュアルな要素のある作品をご紹介するにゃ。
ぼくの地球を守って
『ぼくの地球を守って』は、ただの転生ラブストーリーでも、SF漫画でもありません。読む人の深い部分——魂の記憶に触れてしまうような、不思議な“遠い懐かしさ”を呼び起こす作品です。スピリチュアルな感性を持つ女性たちから「人生が変わった漫画」「転生を信じるきっかけになった」と語られることが多いのも、そのせいだと思います。
物語の核になっているのは、前世の記憶、輪廻転生、魂のつながり、カルマ、そして癒し。現代でこそスピリチュアルの世界では定番ですが、この漫画が始まった当時、こうしたテーマをここまで丁寧に、しかも切なく美しく描いた作品はほとんど存在しませんでした。
特に印象深いのは、「魂は時代を越えて同じ仲間を探し続ける」というメッセージ。読んでいると、自分にもどこかで出会い直すべき人がいる気がするし、今の人間関係の意味まで少しだけ優しく受け止められるようになる。これは、スピリチュアルな世界でいう“ソウルグループ”の概念とすごく重なります。
さらに、キャラクターたちが前世での傷・罪・後悔を抱えながら、それでも現世で新しいつながりを紡ごうとする姿は、まさに「魂の癒し」そのもの。
私たちも現実世界で、説明できない不安や埋まらない欠落を抱えているけれど、過去世のテーマや古い記憶が解放されると、一気に人生が軽くなる——その“感覚”を、この漫画は物語として見せてくれます。
また、ラストに向かうにつれて描かれる“許し”と“統合”の描写は、まさに意識の目覚めに近いもの。光と闇、愛と痛み、執着と自由。その全部を抱きしめることで、人はようやく次のステージへ進める。これはスピリチュアルの世界でよく語られる「次元上昇」と深く共鳴するテーマです。
そして何より、作品全体に流れる“優しい悲しみ”のような空気。懐かしくて、切なくて、でもどこか温かい。まるで自分の奥に眠っていた記憶がふっと蘇るような読後感。この質感こそ、『僕の地球を守って』がスピリチュアル漫画の金字塔と呼ばれる理由だと思います。
今読んでもまったく色褪せず、むしろ大人になった今だからこそ深く響く──そんな唯一無二の作品です。
魂の物語としても、人間ドラマとしても、そしてスピリチュアルな学びとしても、静かに心を揺らしてくれるはず。



大人になって読むと綺麗にまとまりすぎな感じもあるけど、その辺も含めてスピ系に刺さるはずにゃ
BANANA FISH


『バナナフィッシュ』は、一見するとマフィアの抗争や犯罪が描かれたアクション漫画ですが、その奥には魂の傷、カルマ、愛と癒しといったスピリチュアルなテーマが流れています。暴力や孤独の裏で描かれるのは、痛みを抱えた魂が、少しずつ他者とのつながりを通して癒されていく物語です。
物語の中心テーマは、権力・暴力・裏社会の闇と、友情や愛情といった光の対比。アッシュの悲劇的な運命や、二人の絆は、読む人に切なさと深い感情を残します。
主人公のアッシュ・リンクスは、幼少期の虐待や孤独によって深い心の傷を抱えています。しかし彼はただの被害者ではなく、周囲の人々との関わりを通して、痛みと向き合い、自分の心を少しずつ解きほぐしていきます。これがまさに、スピリチュアルでいう「シャドウワーク(内なる影との対話)」のプロセスです。
アッシュの親友である奥村英二は、アッシュの心の中にある光を映す存在。英二との関係は、スピリチュアルでいう「魂の鏡」のようなもので、互いの存在を通して自分の本質や感情に気づかされます。愛や信頼を受け取ることで、アッシュは孤独に沈んでいた心を少しずつ開いていきます。
物語全体に通じるテーマの一つが「魂の救済」。アッシュの過去や社会の影響は、彼の選択や感情に深く作用します。さらに印象的なのは、物語のラストにかけて描かれる「光と影の統合」です。苦しみや孤独を抱えたままでも、他者との関係や自己の感情を受け入れることで、魂は自由に近づきます。
つまり『バナナフィッシュ』は、単なるアクション漫画ではなく、
- 深い心の傷を抱えた魂
- 魂の相棒(ソウルメイト)とのつながりによる癒し
といったスピリチュアルテーマを描いた作品です。
読者はアッシュや英二の姿を通して、自分自身の内面に自然と向き合い、読むたびに心の奥が揺さぶられるます。
アッシュは周囲からカリスマ的な見られ方をしていますが、内面はもはや限界といっていいレベルで病んでいます。
ギャンググループのボスは弱みなど見せたら終わりだから仕方ない、そんなアッシュを一目で見抜き癒したい助けようとした英二は天性のヒーラーだと言えるかもしれません。
最後はそんな英二が弱みになってしまいます、物語の結末としてこれ以上ない終わり方ですので、ぜひご興味のある方は、一読おすすめです。



アフターストーリーの光の庭でまた感動にゃ~ヒーラーになりたい方に是非一度読んでほしいにゃ
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