タントラとは?!ジョブズも影響を受けていた“タントラ的生き方”とは

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Tantra(タントラ)とは ― “生きること”を愛に変える古代の知恵

「タントラ」と聞くと、なんだか神秘的で少し怪しいイメージを持つ人も多いかもしれません。
でも本来のタントラは、性的なテクニックやスピリチュアルな儀式だけの話ではなくて、
“生きることそのものを神聖に味わう”ための哲学なんです。

タントラ(Tantra)という言葉は、サンスクリット語で「織りなす」「広げる」という意味。
つまり、光も闇も、喜びも痛みも、すべてをひとつの織物のように受け入れていく生き方。
「これは良い」「これは悪い」と切り分けるのではなく、すべてに意味があり、すべてが愛の表現だと見る世界観です。

古代インドで生まれた叡智であり、ヨガや瞑想、アーユルヴェーダの源流にもなっています。
タントラは「現実逃避するスピリチュアル」ではなく、今ここを、全身で生きるための道。


✴︎ 生命のエネルギー、シャクティを目覚めさせる

タントラでは、この世界は「シヴァ(意識)」と「シャクティ(エネルギー)」というふたつの力から成り立っているといわれています。
静けさと動き、男性性と女性性、思考と感情。
そのバランスが取れたとき、私たちは本来の力を取り戻すのです。

体の奥底には「クンダリーニ」と呼ばれる生命エネルギーが眠っていて、
それが目覚めて上昇していくとき、私たちは深い愛、創造性、そして宇宙との一体感を感じるようになります。
タントラの実践は、この“生命の目覚め”を導くためのもの。
呼吸、瞑想、感覚、愛――どれもそのための入口です。


✴︎ 性=命。恥ではなく、神聖な力。

タントラが「性」と結びつけて語られるのは、単なる快楽のためじゃありません。
性は命を生み出す、もっとも純粋でパワフルなエネルギーだから。
その力を恐れや罪悪感から解放して、愛と意識に変えていく。
それが“タントラ的なセクシュアリティ”です。

パートナーと心をひらいて触れ合うことは、
「あなた」と「わたし」が溶けて、“ひとつの生命”になる神聖な体験でもあります。
それは官能を超えて、愛と祈りの世界。
タントラは、私たちがずっと探していた“深くつながる感覚”を思い出させてくれます。


✴︎ 感じることを、怖がらないでいい

タントラを学んでいくと、頭で考えるより“感じる”ことのほうが真実に近いと気づきます。
それは、誰かを愛することにも、仕事にも、表現することにも同じ。

タントラが教えてくれるのは、
「感情を否定しないこと」
「体の声を聴くこと」
「今この瞬間に命を感じること」。

そこから人生のバランスが自然に整っていきます。
思考よりも感覚、コントロールよりも流れ。
その切り替えができたとき、人はほんとうに自由になります。


✴︎ スティーブ・ジョブズも生きた、“タントラ的感性”

アップルのスティーブ・ジョブズも、若い頃インドを旅して禅や東洋思想に深く影響を受けました。
あるヨギの自叙伝という書籍がアイパッドに入っていたのは有名ですが、タントラへの道という書籍に影響を受けていたという話もあり、彼の「直感を信じる」という哲学や、無駄を削ぎ落としたデザインには、その感性が息づいています。

ジョブズはこう言いました。

「直感は、知性よりも力強い。」

この言葉、まさにタントラの本質そのもの。
タントラは、知識よりも“体験から生まれる気づき”を大切にします。
考えるより、感じる。
探すより、今ここにあるものを感じ取る。
それが、創造と愛の源になるんです。

ジョブズがテクノロジーで「人と人をつなぐ世界」を創ったように、
タントラもまた、意識と身体、愛とエネルギーをつなぐ道なのかもしれません。

ちなみにジョブズが呼んでいたとされるタントラへの道という本プレ値で36,541円になってました(-_-;)

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