タントリックヒーリングのコツ3選

◆ タントリックヒーリングのコツ——“しないこと”が入り口になる
タントリックヒーリングを学び始めたばかりの方の多くが、「難しそう」「特別な能力が必要なのでは?」と身構えてしまいます。でも実は、タントラ系のヒーリングが深まる瞬間というのは、何か複雑な技術を身につけたときではなく、“余計なことを手放せた瞬間”なんです。流れというのは、本来は誰の身体の中にも静かに流れ続けていて、こちらの意識が透明なほどその動きを感じやすくなります。
ここでは、タントリックヒーリングを行ううえで、特に大事な「3つのコツ」について丁寧にお話しします。どれもシンプルですが、実際に腑に落ちると世界の見え方が変わってくるはずです。
① 強く押さない・マッサージしないこと。
タントリックヒーリングは、一般的なマッサージのように筋肉に働きかけたり、圧でほぐしたりするものではありません。
むしろ、押せば押すほど、相手の身体は微細なエネルギーの動きが感じ取りにくくなってしまいます。
タントラ的な触れ方は、そっと5グラムくらいの圧が乗るような触れ方。
こちらから何かを“仕掛ける”のではなく、釣りのように時間をかけて身体の奥にある波が自然に浮き上がってくるのを静かに待つイメージが近いです。
たとえば、表面に軽くトントンと振動を与えるだけでも、エネルギーは入っていきます。
特に男性が施術する場合に押し込むのはぜったいNGです。
深部を狙おうとしなくても、エネルギーは必要なところに流れます。
それはまるで、チャクラは開花に例える方がいるくらい花が自然に開くようなもので、こちらが無理やりこじ開ける必要はありません。
② 頭の中は“無”にする——意図を消す勇気
タントラにおいて最も大切なことのひとつが、この「無意図の状態」。
普通、ヒーリングと聞くと「整えてあげよう」「癒したい」という思いが出てきます。もちろんその気持ちは美しいものですが、タントリックヒーリングにおいては、その“良かれと思う意図”さえも、エネルギーの流れを曇らせることがあります。
頭の中が静かになると、相手の身体が発しているごく微細なサインに自然と気づけるようになります。どこに手を置けばいいのか、どのくらいの距離感が心地よいのか、力加減はどうするのか——それらは全部、思考で考えるものではなく、身体と身体のあいだに生まれる感覚が教えてくれるものです。
実際、慣れてくると「子宮が勝手に動き出した」と感じる瞬間が増えていきます。それは、あなたのエネルギーに子宮が反応しているだけで、特別な能力ではありません。お互いが瞑想(トランス)状態のときだけ起きる自然な反応です。
座禅は必ずしも組まなくてよいのでヒーラーは、瞑想を習慣にするべきだと思ってます。
③ コツをつかめば難しくない——技術より感覚の世界
タントリックヒーリングは、難しそうに見えて、実はすごくシンプルな構造をしています。
・押さない
・考えない
・自然に任せる
この3つを守るだけで、エネルギーは本来の動きを取り戻していきます。
とくに大事なのは、「やらなきゃ」と思わないこと。タントラは“何かを起こすヒーリング”ではなく、“すでに流れているものを邪魔しないヒーリング”なんです。だから、手技の数よりも、心の静けさや呼吸の柔らかさのほうがずっと重要。
そして一度コツがつかめると、施術が驚くほど軽くなります。手に力を入れていた頃よりも、はるかに深いリラックスが引き起こせるようになります。相手だけでなく、施術者自身も深い静けさに包まれていく——そんな体験が自然と増えていきます。
◆ 結局いちばん大切なのは“数をこなすこと”
ヒーリングの世界は、手放すことで深まっていく世界です。
強く押さない、考えない、技術に頼りすぎない。
この“しないこと”が積み重なるほど、あなたの触れ方は軽く、やわらかく、そして直感的になっていきます。
タントラの本質は、触れた先にある「静かで深い気配」を感じられるかどうか。
その感覚が育っていくと、施術そのものが瞑想のようになり、相手の身体と心の内側で起こる変化を優しく見守れるようになります。
クライアントさんにはあくまでもタントリックは性感ではなく癒しだと思って受けてもらってます。
必ずしもオーガズム状態にすることがゴールではないと思ってます。
最初は気持ちいい、あったかい、安心するで終わってもいいわけです。
お互いにエネルギーの浄化ができ、“透明になっていく”ヒーリング。
それがタントリックヒーリングの醍醐味です。
僕自身まだまだ極みのレベルではないので、常に感性を磨き、勉強していこうと思っています。
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