タントラとタントリックヒーリングの違いをやさしく解説

タントラとタントリックヒーリングの違い
「タントラ」と「タントリックヒーリング」。
どちらも“性エネルギー”の話題と並べられることが多いですが、
その本質と目的はまったく違います。
僕自身、タントラとタントリックって何が違うのか分からなかったので、情報が必要な方もあるかと思い記事にしました。
タントラは “生命エネルギーを神聖なものとして扱う教え”
タントラとは “意識を広げるための教え”
タントラは、もともと古い時代のインドで生まれた精神性の教えです。
呼吸、瞑想、身体感覚を深く味わうことで、
「私」という枠がほどけ、世界とのつながりを思い出していく——
そんな意識の変容を目的としたもの。
性的なイメージを持たれがちですが、本来は精神の目覚めを促す哲学的な体系に近い存在です。
タントラでは、性エネルギー=欲望ではなく、「生命が巡るための純粋な力」と捉えます。
そのため、オーガズムのことも
“快楽”というより 意識が広がるひとつの現象 として扱われます。
タントラはインドで発展した
エネルギー・意識・身体を統合するための修行体系。
瞑想・呼吸法・真言・象徴(マンダラ)などを通じて、
「人の内側にある生命エネルギーを活性化し、悟りへ向かう道」
として受け継がれてきました。
欧米では“タントラ=神聖な性のワーク”と扱われることも多いですが、
本来はもっと広く深い、生命全体の目覚めのシステムです。
スピ猫日本にタントラを初めて伝えたのが、なんとあの空海なんだにゃー
空海はなぜタントラに出会えたのか?
空海が唐へ渡ったのは31歳。
当時の中国では、インドから伝わったタントラ(密教)が最も高度な教えとされ、
教えを授かるには 師からの正式な灌頂(伝授) が必要でした。
空海はわずか短期間で
「大日如来の教え=タントラ密教のすべて」 を
師である恵果和尚から授かり、正式な後継者として認められます。
これは異例中の異例。
歴史的にも “奇跡的なスピード” と言われるほどです。
空海はタントラの教えを
「即身成仏」
という言葉で日本に広めました。



生きたままで仏になるということは、並大抵ではないので、この辺は知識として覚えておくくらいでいいニャー
現代ではタントラは
女性性・内側のエネルギー・感覚の目覚め
といったテーマで語られることが多いですが、
その根には空海のような
「内なる光を目覚めさせるための智慧」
が流れています。
タントリックヒーリングは “女性の性エネルギーでチャクラを整えるワーク”
一方でタントリックヒーリングは、タントラの概念をベースにした
癒しと調律のためのヒーリング技法です。
特徴的なのは、
女性の第2チャクラ(骨盤まわり)が緩むことで
シャクティ=女性性のエネルギーが自然に活性化する点。
このとき起きやすい変化として、
- 身体の奥が温かくなる
- マインドブロックがほどける
- 深い呼吸とともに、波のような快感が広がる
といった “オーガズムの入り口に似た感覚” を体験する方もいます。
これは性的な意味ではなく、
シャクティという女性エネルギーが目覚め、エネルギー上昇が起きたときの自然反応。
タントラの思想にある「女性性の開花」が、施術という形で起きているだけです。
上昇したエネルギーで、7つのチャクラが開くと、エゴや執着がなくなり悟りに近い状態になるという話もあります。
違いをまとめると…
- タントラ=哲学・教え/意識をひらくための体系
- タントリックヒーリング=女性のエネルギーを整える“体感型ヒーリング”
そして、“オーガズム的な感覚”はどちらも
快楽のためではなく、エネルギーが開いたサインとして扱われます。
Healing spaceご案内
東京・学芸大学駅から徒歩3分の小さな隠れ家サロン Healing Space。
日常の慌ただしさからそっと距離を置き、心と身体が“元の自分”へ戻っていくための静かな場所です。気功でエネルギーの流れを整え、レイキで深いリラックスをつくり、タントラで内側の女性性や感性をやさしく目覚めさせる——そんな調律を大切にしています。初めての方でも安心して受けられる、やわらかなヒーリング時間をお届けします。
コメント